基本情報:
出身 新潟県 35歳 広告系営業マン
emi+:
大学は県外ですか?
Iさん:
埼玉にいました。小2から高校まで野球をやっていていつか役に必ず立つと教わって、やってきたんですが、肝心のやりたい事がなく(笑)
何かやりたい事みつけなきゃな~と思って、内定が出た経済学部に入りました。
emi+:
大学でやりたい事見つかりました?
Iさん:
そうですね~勉強ではあまり見つかりませんでした。
ただ、大学3年生の時に何かのドラマを見て、刺激を受けて、
強烈にテレビCMのプランナーになりたい!って思ったんですよね。
emi+:
きっかけはテレビだったんですね!なんでやりたいって思ったんですか?
Iさん:
多分、人気者になりたかったんです(笑)
男性社会だったから華やかな業界にあこがれていたのかもしれません。でも、自分のアイデアで社会にこんだけ影響力を持たせられるって、単純にかっこいーな!って思いました。
emi+:
なるほど、では広告業界第一志望で就活していたんですかね?
Iさん:
そうです、というか広告業界以外は全て、練習というか、様子見に行く位の気持ちしかありませんでした。
本当、その業界以外興味なかったんですよね。
emi+:
そしたら、広告関係の会社に入社したんですか?
Iさん:
それが、行きたいな~って思っている会社って、採用活動の開始時期が遅かったんですね、なので、結果的に広告系の会社以外は既に採用終わってしまって追い込まれていた状況だったんですが、入社できればいいや!と思っていたら、結局受からなかったんです!!
emi+:
なるほど、行きたい会社を受けていたら内定もらえなかったけど、その時には既に他の会社の採用も終わってしまっていたんですね?
Iさん:
そうゆう事ですね(笑)
emi+:
その後、どうしたんですか?
Iさん:
実はその時結婚してまして、学生の時に。
「マズイ」やりたい事の前に、働かねばと思いまして、求人誌を見て電話帳の営業求人があったので、応募して入社しました。
emi+:
そうだったんですね!
それは確かにいい仕事見つかるまでは就職浪人する!
とは決意しにくいですよね(;^ω^)地元に戻って地方の求人を探したりしなかったんですか?
Iさん:
探さなかったですね、やっぱりチャンスがあればCMプランナーになりたいと思っていて。
都会しかそれは実現できないと、決めつけていましたから。(笑)
emi+:
誰かに相談しました?
Iさん:
いや、もう自分でそう思って決めつけていました。
もっと色々と情報収集したり誰かに相談すれば良かったんでしょうが、当時は「相談する」っていう選択肢が浮かびさえしませんでしたね(笑)
emi+:
なるほど、では入社してからはその後どうでしたか?営業ですか?
Iさん:
そうですね、営業です。
ただ、実は入社前に聞いていた条件と額面で7万円も違かったんです。
そんな小さい会社でもなかったんですけどね、なんか手当の取り扱いが急に4月から変わったとかで、、
さすがに生活していけないですし、これは信用できないと思いまして結局試用期間で辞めました。
emi+:
それは大変でしたね、そんな事が実際あるんですよね、他の方からも同じように聞いた事があります、、その後はどうされたんですか?
Iさん:
生活しなければいけないので、工場で働いたり、派遣で営業をやったりしました。いわゆるゴリ押しの営業会社みたいな所で、一日200件位、法人用携帯の切り替え提案の電話をしていました。
emi+:
今考えるとどうですか?
Iさん:
楽しかったですよ(笑)いい勉強をさせて頂いたと思っています。
emi+:
基本、Iさんポジティブですよね!(笑)さすがです。
Iさん:
それが、そのあとの方が大変だったんですよ。
広告をやりたい気持ちはかわらなかったので、働きながら学校に通ったんです。それで、コピーライティングの仕事についたんですが。。。
emi+:
良かったじゃないですか!広告業界の仕事ですよね!
Iさん:
そうなんです、未経験でもOKという事で、健康食品のメーカーの商品のキャッチコピーを作成する仕事につけたんですよ。結構遠かったですけどね、
emi+:
やってみてどうでしたか?
Iさん:正直、一番大変でした(笑)
とにかく、結果を求められる。
自社商品なので、良いアイデアを出さねば、売上が大きく左右する。にも関わらず、商品の入れ替わりも早かったので、頑張ってつくってもつくっても次々に商品が変わってそのたびに寝れなくなるみたいな感じでしたね。
実際、月間で2000万円の販促費の結果を左右するコピーライティングを行っていたので、正直プレッシャーは半端じゃなかったですね。
emi+:
なるほど、でもやりがいはあったんじゃないですか?
Iさん:
やりがいはありましたね、反響が全てわかるので、でも、正直目指している「CMプランナー」とは違うなって思いました。
お客様の困っている事を解決したい。それも色々な業界の。
やっと自分ではっきり自覚しました。
その会社では、やりたい事が少しできた半面、移動距離が長かった事と、労働時間がすこぶる長かった事もあって仕事もキツイし、いつの間にか家庭もごちゃごちゃしてきてしまって、結局この会社にいる間に離婚になりました。
emi+:
そのころ何歳位ですか?
Iさん:
27歳とかですかね、振り返ってもしんどかったなって思います。
その後、プランニングも出来る仕事がしたいと思って、地元の新聞社に入りました。新聞広告の営業ですね、大変でしたが、とても楽しかったです。
営業力も企画力も求められて、しかも様々な業界の様々な企業や店舗に対して、企画を考えて提案する事が出来たので、またその企画がお客様への反響という形だったりで、評価できたのも良かったなと思います。
その後直近では7年間勤めていたのですが、業界的に業績も落ちてきていたので、最後の転職と思い、縁あって長野で広告の営業をしています。
emi+:
なんか、ご経験される中でご苦労も沢山あったと思いますが、実現したい仕事の方向性に進んでいって良かったですね!
Iさん:
結構、ごちゃごちゃ働いてしまったんですが、自分でも話ながら思ったのは、新卒の頃やりたいな!って思った方向に遠回りですが、少しずつ進んでいるんだな自分。という事を改めて実感した感じです。
振り返ると、考えが浅かったし、誰かに相談をもっとしていれば、違った結果になっていた事もあるかと思いますが、それでも、自分なりにその時精一杯考えて進んだ事なので、無駄ではなかったかな。と思います。
今後は再婚も目指しながら、企画力と営業力を磨いていけたらな~と思います、やっぱりCMプランナーにあこがれていた頃の気持ちは今も忘れていないので、お客様に最高のアイデアを提供して喜んでもらえる様に今後もレベルアップしていきたいです。
emi+:
また是非お話きかせて下さい。
今日はありがとう御座いました。